先日、PCスキルや社会人マナーを学ぶ職業訓練校の面接を受けてきたのですが、結果、不合格でした。

職業訓練の面接のどこがいけなかったでしょうか? 面接の内容は以下の通りでした。

自己紹介をお願いします。
志望動機ではなく自己紹介?と少しあせりましたが、名前、年齢、今までやってきた仕事の経験、訓練を受けたい動機などを伝えました。

この職業訓練校は何で知りましたか?
『PCスキルがないので、やりたい仕事に就けない』とハローワークで相談したところ、担当の方から紹介してもらい知りました。

パソコンはどの程度使えますか?
インターネットの閲覧を趣味でしているので、タイピングは少し得意です。それ以外は全くわかりません。

訓練終了後はどういった仕事につきたいですか?
一般企業の事務職か、営業に就きたいと考えています。

ほかの訓練でエステやネイルのコースがあるのを知ってますか?
え!? 何故、エステやネイルと思いましたが、知っていたので『はい。しかし、興味が無いので受けません』と応えました。

知人で職業訓練を受けている方はおられますか?」
いません。

自宅からの距離はどの程度ありますか?
徒歩で15分程度です。

このようなやり取りで、10分もかかりませんでした。服装はスーツです。ネイルのコースが聞かれたのは、ネイルアートをしていたので言われたのかな?と思ったのですが、今思えばこの時点で不合格と思われたのでしょうか?

ところどころ、『えっと』と言ってしまったり、自分でも気がつく点はあるのですが、本当に就職するためにパソコンの勉強がしく受験したので、合格すれば毎日きちっと通い真剣に学ぶつもりだったので不合格なのが悔しくてたまりません。

次回も受けようと思っているので何が悪かったのか、どうか教えてください!

管理人の気ままな回答

単純に受験者の倍率が高かったという可能性もあり、不合格理由がこれとは言い切ることができません。通常であれば、面接官は、次のような点を見ます。

本人のやる気
公共職業訓練の場合、失業保険の延長目的で職業訓練を受けようとする人もいます。そのため、本人がどの程度、職業訓練に対してやる気があるのか? 本気で職に就きたいと思っているのかなどを見てきます。

よって、訓練終了後に『事務職』か『営業』に就きたいと言うだけでは意欲と言う面ではあまり感じられません。あなた以上に意欲のある人が多く受験されていれば、当然、不合格となります。

現状のスキル
本来、スキルが無い方や、未経験の方のための職業訓練ではあるのですが、競争率が高い場合はどうしても一定以上のスキルが求められてしまう場合があります。

全員が職業訓練の受講者が全員未経験者で知識が無い方ばかりであればいいのですが、ある程度知識がある方も多く受験されます。よって、実際に訓練を行うさいに受講者のレベルに差があり過ぎると講義の進捗にも影響が出てきてしまいます。

例えば、講義でエクセルやワードの講義があったとします。受講者の大半がエクセル、ワードに関する基礎知識は持っていた場合、インターネット検索しかできない一人の受講者のために講義レベルを下げたり説明したりするでしょうか?

よって、他の合格者のスキルレベルが高かった場合はそこを基準にされた可能性もあります。

あなたが就職できる可能性
この点に関してはあまり、信じたくないのですが『あなたが就職できる可能性』を見られ、可能性の低い人を不合格とする場合があります。本来であれば、就職できる可能性が低い人を職業訓練でスキルアップをし、その可能性を高くするべきところなのですが、そうでない場合があります。

特に悪質な基金訓練校はそういった場合が多いです。

何故かと言うと、基金訓練校は受講者を取ることで国から補助金が貰えます。更に訓練後の就職率が高い訓練校には奨励金などもでることがあります。そのため、就職できなさそうな人を取るよりも、就職できそうな人を選ぼうとします。

前述の『本人のやる気』には書きませんでしたが、職業訓練校が国からもらう奨励金は他にも『受講者の出席率』『受講者の中途退校者数』などによっても影響します。よって、こういった奨励金を少しでも獲得しようとする職業訓練校は、出席率の悪そうな受講者や中途退校しそうな受講者を嫌がる場合があります。

ただ、やる気に関しては奨励金の有無に関わらずやる気のない人は不合格になって当然ですが。

面接のポイントに関しては、下記のページにも記載しているので参考にして下さい。
職業訓練の面接で重要なポイント