男性は、45歳でも転職する人は多い。

そして、最近は45歳であってもスキルさえあれば容易に転職ができる。しかし、女性の45歳は転職できるのか? 実際に悩んでいる方もいると思います。

私は学生を卒業してからずっとバリバリのキャリアウーマンですと言う方ならまだしも、女性の場合は、結婚、出産などで会社に勤めていない期間などもある。そのため、男性と違い企業が求めるスキルが無い場合が多い。ましてや女性の場合、定年まで働く可能性も男性に比べて低い。

そのような状況で、45歳女性を企業が欲しがるだろうか?

今回は、そんな45歳以上の女性が転職するための心得『転職のオキテ5ヶ条』を書いてみようと思う。この心得は男性の方にも当てはまるので転職を考えている方は一読して欲しい。

其の壱:自分で判断して諦めるべからず

年齢で転職を諦めていませんか?正社員への転職は、技術や経験が必要だったり、30代前半でないと難しいなどの壁はありますが、今は、パートなどから正社員登用への道を用意している企業もふえています。

先日も東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが、契約社員821人を対象に希望者を正社員にするという発表がありました。

このような雇用形態であれば、50歳代以上であっても転職が可能です。業務内容が未経験の場合は、無理だと決めつけ応募もしない人が多いかもしれませんが、無理かどうかの判断は、あなたではなく企業側。興味があるのであれば、自分自身で決めつけて諦めず挑戦してみましょう。

其の弐:昔の自分ではなく、今の自分をアピールすべし

転職の自己アピールのポイントは、まず人柄を知ってもらうこと。前職でどんなことをしていたかはもちろんですが、子供のお弁当作りを何年続けたかなど、家庭内のことでもいいのです。

何を何年頑張ったなど、具体的に伝えましょう。そうした女性ならではの思いやりや細やかさは、今、企業が求めているところ。20代のころなど昔頑張ったことを話す人も多いのですが、そうではなく、今のあなたをしっかりアピールしましょう。

其の参:服装から「働く意志」を伝えるべし

応募書類に添付する写真屋面接時の服装が、子供の入学式風だったり、シャツ1枚ということはありませんか?ジャケットを羽織るだけでも印象はがらりと変わり、「働く意志」を伝えることができます。40代や50代からの転職だと、就職活動そのものが久しぶりということもあるかもしれませんが、ジャケットは昔のものを着るのではなく、最新のデザインのものを購入し着用するようにしましょう。決して、高いものである必要はありません。

書類審査の場合は、直接あなた自身の素晴らしい人間味を伝えることができないので、見た目の印象がとても大切になります。

其の四:自分の希望ばかりを言うべからず

履歴書の希望欄などに、この曜日は休みたいなど、自分の希望をたくさん書く人は少なくありませんが、応募書類の段階からこれでは、融通が利かなさそうというマイナスイメージを持たれてしまいます。また、面接時に自分の希望ばかりを伝えようとする人もいますが、面接とはお互いの歩み寄りの場。受かりたいあまりにできないことを、「できる」と言う必要はありませんが、譲るところは譲ることも必要です。

其の五:これからは転職でも管理職を目指すべし

政府が女性の活躍を推進している今、女性を管理職に採用する企業は増えています。面接のときは、管理職に就きたいと思っていることをアピールしてもよい。「管理職なんてとても」と謙遜するよりずっと良い印象になります。パートからの転職だと確かに難しい部分はありますが、前述したように正社員に登用する企業は増えています。特に40代、50代の人ならゆくゆくはマネジメントでの活躍も期待されるので、積極的に挑戦しましょう。