職業訓練を受講するためには、面接と筆記試験をパスしなければならない。どちらかというと、面接の方が重要視される傾向にあるが、だからといって筆記試験をおろそかにすると、不合格になってしまう。
面接に関しては、『職業訓練の面接で重要なポイント』のページに詳しく記載いているので参考にして下さい。
試験問題は、基本的にはSPIとよく似た問題だが、SPIよりもレベルは低いと思ってもらってよい。しかし、都道府県によっては難易度の高い所もあるので注意が必要。試験問題は職業訓練校が個別に作成しているのではなく、各都道府県が用意したものを利用している。その為、毎回よく似た問題が出題されている。
本サイトでは職業訓練の筆記試験で過去に出題された試験問題と、詳細な解説を各都道府県別で掲載しているので、これから職業訓練の筆記試験を受ける方は是非、参考にして欲しい。
筆記試験で求められること
筆記試験で求められることは、SPIと同様でスピードと正確性です。試験時間は国語と数学を合わせて大抵60分です。数学の方が時間がかかる問題が多いので、できる限り、国語を早めに終わらせ、数学に少しでも時間を確保できるようにした方がいいでしょう。
選択問題だからといって、時間がなくなったから適当に〇を付けて解答する人がいるが、正解率も合否判断の要素となる場合もあるので注意が必要です。
試験の準備としては、本サイトに記載している試験問題を何度も実施し、解けない問題が無いようにしておくだけで十分です。全て実施する必要はないが、自分の受講する都道府県の試験問題は必須でやっておいて欲しい。他の都道府県の試験問題もよく似ているので、余裕があれば、他の都道府県の試験問題もやっておいた方がよい。
試験時間に注意
試験時間は国語と数学を合わせて60分の所が多いが、必ずしもそうではない。30分の所があれば、20分の所もある。注意点としては、過去が60分だったから今回も60分だと決めつけないようにした方がよい。事前に分かっていれば問題ないが、60分と決めつけていて当日、試験時間が20分だった場合動揺してしまう。
試験問題の進め方
試験問題は多くの場合が、国語と数学の2科目です。この2科目は個別に行われるのではなく同時に行われる。では、国語と数学のどちらから進めた方がよいか?これは重要なポイントです。
結論としては、国語を先に進めた方がよい。
理由は、国語の方が1問あたりにかかる解答時間が短いためです。試験問題は、まず間違いなく決められた時間内に全問解答はできないと思ってもらった方がいい。時間に対して問題量が圧倒的に多いからです。酷い場合は、60分相当の問題を制限時間20分で区切られる場合もあります。
国語の問題は、1問あたり数秒で解答できるのが多いのに対して、数学は1分以上かかる問題が多く出題されます。数学の方が点数配分が高い場合もありますが、数学から着手すると解答できる問題数も少なく、国語にすら着手できないこともあり得ます。
試験開始直後に全体を見渡して、時間に余裕がありそうであればどちらから着手しても結構ですが、時間が不足しそうであれば国語から進めるようにしましょう。
試験問題の出題形式は?
全問選択形式の所もあれば、筆記の所もあります。例えば、大阪府の職業訓練の試験問題は全問選択形式ですが、東京は筆記です。これは、基本的には過去と同様なので、自分が受ける職業訓練の都道府県の問題形式を事前に確認しておきましょう。