問1~3に関しては以下のページに解説をまとめているので参考にして下さい。
図のように、放物線y=kx²上に、2点A、Bがあり、点Aのx座標は-4である。点Aと点Bのx座標の比は2:1 で、直線ABとy軸との交点をCとする。以下の問いにア~オから選んで答えなさい。
[問題1] 点Aからx軸に垂線を引き、交点をDとし、点Bからx軸に垂線を引き、交点をEとする。このとき四角形ABEDの面積をk を用いて表しなさい。
[解答群]
ア 4k イ 16k ウ 20k エ 40k オ 60k
[問題2] K=1/2のとき、△OACの面積を求めなさい。
[解答群]
ア 2 イ 4 ウ 6 エ 8 オ 10
解答と解説
試験問題1の解答:オ
点A、点B、点C、点Dの座標をそれぞれ求めていきます。
点Aの座標
点Aのx座標は-4なので、y座標は次の通り。
y=kx²
=k(-4)²
=16k
点A(-4,16k)
点Dの座標
点Aからx軸に垂線を下した点が点Dなので、x座標は-4となります。よって、点Dの座標は次の通り。
点D(-4,0)
点Eの座標
点Aと点Bのx座標の比は2:1ということなので、点Dと点Eのx座標の比も2:1になります。よって、点Dのx座標は-4なので、点Eは2だと分かります。比率はマイナス、プラスは無視します。
点E(2,0)
点Bの座標
点Eのx座標が2なので、点Bのx座標も2だと分かります。よって、点Bの座標は次の通り。
y=kx²
=k(2)²
=4k
点B(2,4k)
面積を求める
座標より、AD間の長さが16k、DE間の距離が6、BE間の距離が4kだと分かりました。四角形ABEDは下底がAD、上底がBE、高さがDEとなる台形です。よって、台形の面積を求める公式を使って面積を求めることができます。
台形の面積=(上底+下底)x高さ÷2
=(4k+16k)x6÷2
=20kx3
=60k
試験問題2の解答:エ
この問題はまともに△OACを求めようとするのではなく、四角形ADOCの面積から三角形ADOの面積を引く流れで行うと楽に面積が求められます。
四角形ADOCの面積
四角形ADOCの面積を求めるには点Cの座標を知る必要があります。k=1/2ということなので、今わかっている各点の座標は次の通り。
点A(-4,8)
点B(2,2)
点D(-4,0)
点E(2,0)
点O(0,0)
次に直線ABの式を求めていきます。直線の傾きをa、y軸との交点をbとすると直線は次の式で表すことができます。
y=ax+b
更にこの直線は、点Aと点Bを通るので各値を代入します。
点A(-4,8)を代入
y=ax+b
8=-4a+b ・・・(1)
点B(2,2)を代入
y=ax+b
2=2a+b ・・・(2)
式(1)(2)からy軸との交点であるbの値を求めます。
8=-4a+b ・・・(1)
2=2a+b ・・・(2)
式(2)の両辺に2を掛けます。
8=-4a+b ・・・(1)
4=4a+2b ・・・(2)
この式(1)(2)の左辺どうし、右辺どうしを足し算します。
(8+4)=(-4a+b)+(4a+2b)
12=3b
b=4
よって、B点の座標は(0,4)
問題1と同様に台形ADOCの面積を求めます。
台形の面積=(上底+下底)x高さ÷2
=(4+8)x4÷2
=12×2
=24
次に三角形ADOの面積を求めます。
三角形ADOの底辺DOの長さは4、高さADの長さは8なので面積は次の通り。
三角形ADOの面積=4×8÷2
=16
三角形OACの面積は次の通り。
三角形OACの面積=台形ADOCの面積-三角形ADOの面積
三角形OACの面積=24-16=8
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