この問題は平成29年7月入校の東京都立職業能力開発センター入校選考試験問題の問2の(1)と(2)の解答と解説です。

問1および、問2の(3)~(5)に関しては以下のページに解説をまとめているので参考にして下さい。

実際の試験の問題用紙は以下のページで確認することができます。

都立職業能力開発センター入校選考試験問題(平成29年7月生)

試験問題 問2(1)

5で割っても、6で割っても2余る自然数のうちで、250にもっとも近い数を求めなさい。

解答と解説

問2(1)の解答:242

5でも6でも割れる自然数で最も小さい数、いわゆる5と6の最小公倍数は30です。よって、5で割っても、6で割っても2余る自然数は以下の式で表すことができます。

5で割っても6で割っても2余る自然数=30X+2

この30X+2が250に最も近づくXの値を求めます。注意点としては、250以下ではなく250に近い数という点です。要は、250を超えても構わないということです。

まずは、250未満で250に最も近づく(30X+2)の値を探と、X=8のとき242が最も近い値となります。
(30X+2)<250
(30×8+2)<250
242<250

次に250以上で250に最も近づく(30X+2)の値を探と、X=9のとき272が最も近い値となります。
250≦(30X+2)
250≦(30×9+2)
250≦272

よって、5で割っても、6で割っても2余る自然数の中でX=8のときの242が最も250に近い値となります。

試験問題 問2(2)

3枚の硬貨を同時に投げるとき、1枚が表で2枚が裏の出る確率を分数で求めなさい。

解答と解説

問2(2)の解答:3/8

1枚の硬貨を投げたとき出る面は裏と表の2通りがあります。3枚の効果を投げた場合は、裏と表の組み合わせ総数は次の通りになります。

裏と表の組み合わせ総数=2×2×2=8通り

次に3枚の効果の内、1枚が表で2枚裏に出る組み合わせ数は、以下の3通りあります。
1.裏 表 表
2.表 裏 表
3.表 表 裏

よって、全8通りある中で1枚だけが表になる組み合わせは3通りなので、その確率は3/8

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