問1~3に関しては以下のページに解説をまとめているので参考にして下さい。
図は、三角柱ABC-DEFであり、BC=BE=2cm、 AB=4cm、∠ABC=90°である。このとき、以下の問い にア~オから選んで答えなさい。
[問題1] 辺ACの長さを求めなさい。
[解答群]
ア 3cm イ 4cm ウ 2√3cm エ 2√2cm オ 2√5cm
[問題2] 3点 B、D、Fを頂点とする△BDFの面積を求めなさい。
[解答群]
ア √10cm² イ 6cm² ウ 2√10cm² エ 4cm² オ 9cm²
[問題3] 3 点 B、D、Fを含む平面と点Eとの距離を求めなさい。
[解答群]
ア √2cm イ 2√2cm ウ √3cm エ 4/3cm オ 5/2cm
解答と解説
試験問題1の解答:オ
三角形ABCは直角三角形なので、三平方の定理が使用できます。
a²=b²+c²
AC²=AB²+BC²
AC²=4²+2²
AC²=20
AC=√20
AC=2√5 ㎝
試験問題2の解答:イ
辺BDの長さを求める
辺BDの長さを三平方の定理を使用して求めます。ED=4㎝なので、辺BDの長さは次の通り。
a²=b²+c²
BD²=BE²+ED²
BD²=2²+4²
BD²=20
BD=√20
BD=2√5 ㎝
辺BFの長さを求める
辺BFの長さを三平方の定理を使用して求めます。BE=EF=2㎝なので、辺BFの長さは次の通り。
a²=b²+c²
BF²=BE²+EF²
BF²=2²+2²
BF²=8
BF=√8
BF=2√2 ㎝
辺DF=辺ACなので、辺DFは問題1より2√5㎝だと分かります。更に辺DFと辺BDが2√5で等しいので、三角形BDFは二等辺三角形だと分かります。点Dから辺BFへ垂線を下した点を点Qとします。DQは、三角形BDFの高さとなるのでこれが求まれば三角形BDFの面積が出てきます。
BQはBFの半分の長さなので、√2㎝となります。三平方の定理を使ってDQの長さを求めます。
三平方の定理
a²=b²+c²
BD²=BQ²+DQ²
(2√5)²=(√2)²+DQ²
DQ²=20-2
DQ=√18
DQ=3√2
よって、三角形BDFの面積は次の通り。
△BDFの面積=2√2x3√2÷2
△BDFの面積=6 ㎝²
試験問題3の解答:エ
問題文は少し不親切ですが、平面BDFと点Eとの距離とは、点Eから平面BDFに垂線を下した最短距離のこと。言い換えると、三角形BDFを底面、点Eを頂点とした三角錐の高さにあたります。三角形BDFを底面、点Eを頂点とした三角錐は、三角形DEFを底面、点Bを頂点とした三角錐でもあります。文章だけでは分かり難いので必ず、図形を書くようにしましょう。
よって、まずは三角形DEFを底面、点Bを頂点とした三角錐の体積を求めます。
△DEFの面積=EFxDE÷2
=2×4÷2
=4㎝²
三角錐の体積=底面積x高さ÷3
=4×2÷3
=8/3 ㎝³ ・・・(1)
よって、三角形DEFを底面、点Bを頂点とした三角錐の体積は8/3 ㎝³
求めたいのは三角形BDFを底面、点Eを頂点とした三角錐の高さ。体積は、三角形DEFを底面、点Bを頂点とした三角錐の体積と同じなので8/3 ㎝³。三角形BDFの底面積は問題3より、6㎝²だと分かっています。よって、以下の式が成り立ちます。
三角錐の体積=底面積x高さ÷3
8/3=6x高さ÷3
高さ=8/6
=4/3 ㎝
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