この問題は平成30年10月入校(試験実施日:平成30年8月23日)の大阪職業訓練短期過程の選考試験問題問2の解説です。特に難しい問題はありませんが、間違いやすい問題もあるのでこれらの過去問を繰り返し実施し、短時間かつ正確に解けるようにしておきましょう。
実際の試験の問題用紙は以下のページで確認することができます。
⇒大阪府職業訓練校試験問題(平成30年度8月23日実施 短期課程
問1、問3~問4に関しては以下のページに解説をまとめているので参考にして下さい。
問2 試験問題
次の文章題の答えとして正しいものをア~オの中から1つ選び、記号で答えなさい。
[問題1] √187を小数で表した時、整数部分の値を求めよ。
[解答群]
- 13
- 14
- 15
- 16
- 17
[問題2] 2つのサイコロを投げるとき、出る目の数の和が 8 以上である確率はいくらか。1~6 までどの目が出ることも同様に確からしいものとして求めよ。
[解答群]
- 536
- 518
- 23
- 718
- 512
[問題3] A=92、B=2√5、C=√21を大きい順に並べよ。
[解答群]
- BAC
- BCA
- CAB
- CBA
- ABC
[問題4] 下の図はABを直径とする円Oで、∠CAB=30°である。ACの延長上で CB=CE となる点を E、EB が再び円周上で交わる点を Dとする。このとき∠CBE の大きさを求めよ。
[解答群]
- 30°
- 40°
- 45°
- 60°
- 90°
[問題5] 一辺が√3 cm である正三角形の面積は何 cm²か。
[解答群]
- 34√3cm²
- 38√3cm²
- √3cm²
- 3√3cm²
- 3cm²
解答と解説
解答と解説を記載していきます。
解き方が分からないという人を少しでも減らすためにできる限り分かり易く必要以上に細かく順を追って解説している部分がありますが、実際の試験時は丁寧に計算し過ぎると時間のロスに繋がるため、自分の分かるところは効率よく解答していくようにしてください。
問題1の解答と解説
試験問題1の解答:ア
まずは、2乗すると187に最も近くなる自然数を探します。解答群の中から探すと簡単に見つかります。
13²=169
14²=196
よって、次の等式が成り立ちます。
√169<√187<√196
13<√187<14
よって、√187は、『13.xxxx』という数字になることが分かります。
これにより、求めたい整数部分の値は13となります。
問題2の解答と解説
試験問題2の解答:オ
サイコロの総出目の組み合わせ数
=6×6
=36通り
2つのさいころをAとBとした場合、AとB出る目の数の和が8以上になる組み合わせは下記の15通り。
(A,b)=(2,6)、(3,5)、(3,6)、(4,4)、(4,5)、(4,6)、(5,3)、(5,4)、(5,5)、(5,6)、(6,2)、(6,3)、(6,4)、(6,5)、(6,6)
よって、その確率は次の通り。
=1536
=512
問題3の解答と解説
試験問題3の解答:ウ
A、B、Cの3つの数字をすべて2乗すれば簡単に求まります。
A²=814=20.25
B²=20
C²=21
よって、大きい順に並べると、CABになる
問題4の解答と解説
試験問題4の解答:ウ
円に内接する三角形の一辺が円の中心を通る場合、その辺の対角は必ず直角となります(円周角の定理)
また、CB=CEなので△DBEは2等辺三角形だとわかります。よって、∠CBEは45°となります。
問題5の解答と解説
試験問題5の解答:ア
この問題は以下の公式を利用して解きます。
よって、上記の3辺の比から面積を求めたい正三角形の各辺の長さは次の通りになります。
よって、正三角形の面積は次の通り。
正三角形の面積
=底辺×高さ÷2
=√3×32÷2
=3√34cm²
※解説を記載するまでもないと判断した問題に関しては、解説を記載せず解答のみを記載しています。もし、この問題の解説が欲しいというのがあれば、コメント欄に記載してください。また、記載している解説の内容に誤りや不明な点があれば遠慮なくコメントください。