この問題は平成30年度生の埼玉県立技術専門校入校試験問題の問6(問1~5は国語)の解答と解説です。

実際の試験の問題用紙は以下のページで確認することができます。

平成30年度生埼玉県立高等技術専門校 入校選考試験問題

問7、問8に関しては以下のページに解説をまとめているので参考にして下さい。

問6 試験問題

次の(1)から(10)の計算をしなさい。ただし、分数で約分のできる場合は最後まで約分すること。

(1)-56+19=

(2)24-6×7=

(3)5×3+48÷6-18=

(4)42÷0.7=

(5)-3/4+11/12=

(6)4/7÷2/3=

(7)18×√50

(8)3a²b²c×4a²b²÷2ab²c=

(9)X=-4、Y=2のとき、3(X²+3Y)-1/2(X+3Y²)=

(10)2次不等式X²-4X-12≦0の解を求めなさい。

解答と解説

試験問題1の解答:-37

試験問題2の解答:-18
掛け算の計算が足し算よりも優先。
24-6×7
=24-42
=-18

試験問題3の解答:5
掛け算と割り算の計算が足し算と引き算より優先。
5×3+48÷6-18
=(5×3)+(48÷6)-18
=15+8-18
=5

試験問題4の解答:60
42÷0.7
=60

試験問題5の解答:1/6
-3/4+11/12
=-9/12+11/12
=2/12
=1/6

試験問題6の解答:6/7
4/7÷2/3
=4/7×3/2
=6/7

試験問題7の解答:30
18×√50
=√900
=√30×30
=30

試験問題8の解答:6a³b²
3a²b²c×4a²b²÷2ab²c
=12a⁴b⁴c÷2ab²c
=6a³b²

試験問題9の解答:62
3(X²+3Y)-1/2(X+3Y²)にX=-4、Y=2を代入して計算していきます。

3(X²+3Y)-1/2(X+3Y²)
=3((-4)²+3×2)-1/2(-4+3×(2)²)
=3(16+6)-1/2(-4+3×4)
=3×22-1/2(-4+12)
=66-1/2×8
=66-4
=62

試験問題10の解答:-2≦X≦6
X²-4X-12≦0
(X-6)(X+2)≦0
-2≦X≦6

Xの値が-2と6だということは分かるが、なぜ解がX≦-2、6≦Xではなく-2≦X≦6という範囲になるのか分からないという人は以下のグラフを頭に入れておけば簡単に分かるようになります。

二次方程式『Y=X²+aX+b』というグラフは、下図のような放物線のグラフになります。

二次曲線

今回の問題では、Xが-2と6を通ると分かったのでX²-4X-12のグラフは下図のようになります。

放物線

さらに今回の問題では、X²-4X-12≦0のようにYの値が0よりも小さい範囲を示しているのでグラフの下図の部分に該当します。

放物線

よって、この緑色の部分を示すXの範囲は-2≦X≦6となります。
逆に今回の問題が『X²-4X-12≧0』だった場合は、Yはプラス領域を示すので下図の範囲になります。

放物線

よって、この場合の回答は、『X≦-2、6≦X』となります。

計算の補足事項

足し算や引き算、掛け算、割り算の計算の優先順位を間違えると誤った解答になってしまうので注意してください。計算の優先順位について知りたい方は下記のページ(外部サイト)で詳しく解説しているので宜しければ参考にしてください。

※解説を記載するまでもないと判断した問題に関しては、解説を記載せず解答のみを記載しています。もし、この問題の解説が欲しいというのがあれば、コメント欄に記載してください。また、記載している解説の内容に誤りや不明な点があれば遠慮なくコメントください。