この問題は平成31年4月入校の東京都立職業能力開発センター入校選考試験問題の問2の解答と解説です。
問1、問3~問6に関しては以下のページに解説をまとめているので参考にして下さい。
- 東京 職業訓練 試験問題[学力検査] 数学-問1(平成30年04月生)
- 東京 職業訓練 試験問題[学力検査] 数学-問3(平成30年04月生)
- 東京 職業訓練 試験問題[学力検査] 数学-問4(平成30年04月生)
- 東京 職業訓練 試験問題[学力検査] 数学-問5(平成30年04月生)
- 東京 職業訓練 試験問題[学力検査] 数学-問6(平成30年04月生)
実際の試験の問題用紙は以下のページで確認することができます。
問2 試験問題
現在、Aの貯金高は3300円、Bの貯金高は1500円です。今後、毎月Aは200円、Bは500 円ずつ貯金していきます。利息は考えないで、Aの貯金高とBの貯金高が同額になるのは何か月後か求めなさい。
解答と解説
試験問題2の解答:6ヶ月後
求めたい月数をMと仮定した場合、AさんのM月後の貯金額は以下の通りになります。
M月後のAさんの貯金額
=3300 + (200 × M)
=200M+3300
それに対して、M月後のBさんの貯金額は以下の通りになります。
M月後のBさんの貯金額
=1500 + (500 × M)
=500M + 1500
M月後にAさんとBさんの貯金高が同額になるということなので、以下の式が成り立ちます。
M月後のAさんの貯金額=M月後のBさんの貯金額
200M+3300 = 500M + 1500
この式を解くと求めたい、Mの値が求まります。
200M+3300 = 500M + 1500
500M - 200M = 3300 - 1500
300M = 1800
M = 6
よって、6ヶ月後にAの貯金高とBの貯金高が同額になる
※記載している解説の内容に誤りや不明な点があれば遠慮なくコメントください。
200M+3300 = 500M + 1500
500M - 200M = 3300 - 1500
300M = 1800
M = 6
=をまたいで同類項でまとめる場合、符号が変わると習った記憶なのですがなぜ変わらないのでしょうか?
なぜ、符号が変わるのか?ということを理解せず「同類項でまとめる場合、符号が変わる」という言葉だけ覚えているとそのようことに陥ってしまいます。
数学で符号が変わるのは、基本的には
「項を移項するとき」
「マイナス符号の数値を掛けるとき」
この2つのみです。