次の文章題の答えとして正しいものをア~オの中から1つ選び、記号で答えなさい。
[問題1]光は秒速30万kmで進みます。太陽と地球の距離は約1億5000万km あります。太陽の光が地球に届くまでどれくらいの時間がかかりますか。
ア 約50秒
イ 約1分40秒
ウ 約8分20秒
エ 約50分
オ 約1時間20分
[問題2]ある数n の 3 倍から 4 をひいた数が,n の 2 倍に 4 を足した数に等しくなります。ある数n はいくらですか。
ア 4
イ 5
ウ 6
エ 7
オ 8
[問題3]あるクラブの昨年の新入部員の数は、男女合わせて50人でした。今年は昨年とくらべて男子は10%減り、女子は20%増えたので、男女あわせて51 人になりました。昨年の男子部員は、何人ですか。
ア 10人
イ 20人
ウ 25人
エ 30人
オ 35人
[問題4]A店では定価が2400円の品物を600円引きで売り、B店では同じものを定価の30%引きで売り、C店では定価の8割の値段で売っています。一番高い店と一番安い店の値段の差は何円ですか。
ア 200円
イ 240円
ウ 280円
エ 320円
オ 360円
[設問5]a=√6+√3、b=√6-√3のときa²-b²の値を求めなさい。
解答と解説
問題1の解説:
光が1秒間に進む距離は、30万km
太陽と地球の距離は、約1億5000万km
よって、太陽の光が地球に届くまでにかかる時間は、公式「時間 = 距離 ÷ 速度」より、下記の式が成り立つ。
時間 = 150,000,000 ÷ 300,000
この式を解くと、
時間 = 500秒
= 8分20秒
よって、求める解答は、約8分20秒のウとなる。「約」が付いている理由としては、太陽と地球の距離がおおよその距離だからですね。設問も約1億5000万kmとなっています。
解答:ウ
問題2の解説:
ある数nの3倍から4を引いた数というのは次の式で表すことができます。
nx3-4 ・・・(1)
更に、nの2倍に4を足した数というのは次の式で表すことができます。
nx2+4 ・・・(2)
この(1)と(2)の値が等しくなるので次の等式が成り立ちます。
nx3-4=nx2+4
この等式を解くと、ある数nを求めることができます。
nx3-4=nx2+4
nx3-nx2=4+4
3n-2n=8
n=8
よって、求める解答は、8のオとなる。
解答:オ
問題3の解説:
昨年の男子部員の人数をMとします。
昨年の女子部員の人数をWとします。
昨年の新入部員の数は、男女合わせて50人という点より次の式が成り立ちます。
M+W=50 ・・・(1)
今年の男子人数は、昨年の男子人数とくらべて10%減ったということは、昨年の90%の人数ということになる。よって、次の式が成り立ちます。
今年の男子人数 = 昨年の男子人数 x 90%
= Mx0.9
= 0.9M ・・・(2)
また、今年の女子人数は、昨年の女子人数とくらべて20%増えたということは、昨年の120%の人数ということになる。よって、次の式が成り立ちます。
今年の女子人数 = 昨年の女子人数 x 120%
= Wx1.2
= 1.2W ・・・(3)
そして、「今年の男子人数」と「今年の女子人数」の合計が51人になるということより、(2)と(3)式から次の式が成り立ちます。
(今年の男子人数)+(今年の女子人数)= 51
0.9M+1.2W=51
小数を無くし式を分かり易くするために両辺に10を掛けます
9M+12W=510
別に上の式のままでも問題はありませんが、更に両辺を3で割って更に見やすい形にしましょう。
3M+4W=170 ・・・(4)
式(1)と式(4)より昨年の男子部員の人数Mを導き出すことができます。
M+W=50 ・・・(1)
3M+4W=170 ・・・(4)
式(1)を変形させると、下記のようになります。
W=50-M
このWを式(4)に代入します。
3M+4(50-M)=170
更にこの式を解くと、昨年の男子部員の人数Mがでます。
3M+4(50-M)=170
3M+200-4M=170
3M-4M=170-200
-M=-30
M=30
よって、求める解答は30人のエとなる。
解答:エ
問題4の解説:
この問題を解く上でのポイントは、~%引き、~割りの値段といったように用語を使い分けている。定価の30%引きということは、定価の7割の値段と同じ意味。また、定価の8割の値段というのは、定価の20%引きと同じ意味である。
この用語の使い分けに惑わされないようにしましょう。
品物の定価: 2400円
●A店の販売価格
定価の600円引きという点より、
A店の販売価格=2400円-600円=1800円
●B店の販売価格
定価の30%引きで販売ということは、定価の7割の値段で販売していることになる。
B点の販売価格=2400円x0.7=1680円
●C店の販売価格
定価の8割の値段で売っているということなので下記の値段になる。
C点の販売価格=2400円x0.8=1920円
よって、一番高い店は、C店の1920円、一番安い店はB点の1680円になる。そして、その差額は、
1920円-1680円=240円。
求める解答は、240円のイとなる。
解答:イ
問題5の解説:
この問題で求められるのはルートを2乗するとルートが外れるというルート計算の知識と、2乗でくくられた( )を展開する計算力です。この2点ができなければこの問題は解けない。
よって、求める解答は、イとなる
解答:イ
問題3の1行目、MとWで置き換えるところがどちらも昨年の男子部員になってます。
あき 様
コメントありがとうございます。
修正させて頂きました。
今後ともよろしくお願いします。
設問5のb=の記載が抜けております。
修正お願いします。
こぎ様
ご指摘ありがとうございます。
修正させて頂きました。
今後とも宜しくお願い致します。