平成27年2月19日に実施された大阪の職業訓練の試験問題と解説です。大阪で行われる職業訓練の試験問題は、筆記試験ではなく選択方式の問題です。出題される問題傾向は似ているので過去問を実施し、短時間かつ正確に解けるようにしておきましょう。問題2ではSPIでもよく出題されるような問題なので勉強をしておけば、今後の就職試験にも役立ちます。
次の文章題の答えとして正しいものをア~オの中から1つ選び、記号で答えなさい。
[問題1] りんご45個、みかん58個を、子どもたちに平等に分けたら、りんごは9個、みかんは4個それぞれ余りました。このときの子どもの人数は何人ですか。
ア 2人 イ 3人 ウ 6人 エ 9人 オ 18人
[問題2] ある年の5月1日が木曜日のとき、この年の9月3日は何曜日ですか。
ア 水曜日 イ 木曜日 ウ 金曜日 エ 土曜日 オ 日曜日
[問題3] 2個のサイコロを同時に投げて、出た目の和が8になる確率を求めなさい。
ア 1/36 イ 1/18 ウ 1/12 エ 1/9 オ 5/36
[問題4] 連続する4つの偶数の和は108になります。最も小さい数はいくつですか
ア 22 イ 24 ウ 26 エ 28 オ 30
[問題5] 以前は1ドルが130円でしたが、現在は1ドルが95円です。このとき、以前は6500円で輸入していた商品を、現在では何円で輸入できるか求めなさい。
ア 6500円 イ 6000円 ウ 5250円 エ 4750円 オ 4250円
解答と解説
試験問題1の解答:オ
りんご、みかんを平等に分けるとりんごが9個、みかんが4個あまるということなので、分け与えたりんごとみかんの数は次の通り。
りんご 45-9=36
みかん 58-4=54
このりんご36個とみかん54個が均等な数で分け与えられたということは、子供の人数で割り切れるということになります。これは子供の人数が36と54の公約数であることを意味します。
36と54の公約数
36 {1,2,3,4,6,9,12,18,36}
54 {1,2,3,6,9,18,27,54}
36と54の公約数が出ました。みかん、りんごを分け与えた子供の人数は一緒なので36と54の共通の公約数は、
36と54の公約数 {1,2,3,6,9,18}
の6つです。ここでりんごは9個、みかんは4個余ったということなので子供の人数は10人以上だと分かります。9人であれば、りんごを更に+1個ずつ分けられますしね。
よって、こどもの人数は、18人
試験問題2の解答:ア
解き方としては、5月1日から9月3日まで何日間あるかを計算します。次に1週間は7日なので、求めた日数を7で割り、その余りから曜日を算出します。
例)
1 2 3 4 5 6 7 8
月 火 水 木 金 土 日 ?
今日が1日の月曜日で8日の曜日を求めたいとき、8日は今日を含めて8日後です。これを7で割ると
8÷7= 1余る
となります。これは1週間(7日)と1日後ということになります。7日後は丁度1週間の最後の日なので日曜日になります。よって、1余るということは、日曜日から更に1日後なので月曜日ということになります。
5月1日から9月3日までの日数を求めます。各月の日数は次の通り。
5月 31日
6月 30日
7月 31日
8月 31日
9月 3日
よって、合計日数は
31+30+31+31+3=126日
次にこの126日を7で割ります。
126÷7=18
丁度18週間後ということになります。よって、5月1日が木曜日なので9月3日は18週間後の水曜日ということになります。
試験問題3の解答:オ
2つのサイコロを振って出る目の組み合わせ総数は、
6×6=36通りあります。
そしてその内、出た目の和が8となるのは次の組み合わせの時です。
{2 6}
{3 5}
{4 4}
{5 3}
{6 2}
この5つの組み合わせのみになります。よって、全36通りの内、出た目の和が8となる組み合わせは5通りなので、その確率は、
確率=5/36
試験問題4の解答:イ
求めたい連続する4つの偶数の内、最小の数をXとします。
連続する4つの偶数の合計が108ということなので次の式が成り立ちます。
X+(X+2)+(X+4)+(X+6)=108
この式を解くと求めたいXの数が出てきます。
X+(X+2)+(X+4)+(X+6)=108
4X+12=108
4X=96
X=24
試験問題5の解答:エ
以前は、6500円である商品を購入していた。その時、1ドルが130円だったので、
6500円÷130円=50ドル
そのある商品は、50ドルだったことがわかります。現在は1ドルが95円なので、このある商品を買う為に必要なお金は、
50ドル × 95円=4750円
4750円必要ということになります。